この間、ふと思い出したんですけど、小学3年生のころ担任だった先生が
「おまえら、疑問に思ってることなんでも聞いてみろ。全部答えてやるから」
などと宣ったことがありました。こんな口調じゃないです。その年に赴任してきた女の先生です。
これまで先生に嫌われたことのなかった僕が嫌われた初めての先生です。
僕がしゃべるだけで眉間にしわ寄せてはったわwwwwww
アレなんの時間だったんだろ…。総合学習かな…。帰りの会かな…。小学生の頃総合学習とか言うのあったかな…。
なんの時間だったかはさておき、そんなふうに言った事がありました。
いろんな疑問が投げかけられ(とはいっても、小学3年生の疑問です。大抵の事なら答えられるでしょう)、先生がそれなりにしっかりと受け答えて児童らを納得させていました。
そんな時に誰かが
「先生、関節はどうしてポキポキなるんですか??」
はいキマシター。大人もわからない質問キマシター。先生は少し考えた後、おもむろに、厚めの自分の手帳を取り出して…、机に立たせたと思うと、パタンッと倒しました。そして、歯切れ悪く
「こういうこと」
_人人人人人人人人_
> こういうこと <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄
児童「??」
先生「はい、次」
児童「ですから先生、関節がポキポキなるのはどうしてですか」
先生は先ほど見せてくれた謎の儀式を再び我々に見せてこう言います。
「こういうこと」
児童ら「??」
これは、非常に良くない。
関節が鳴るのは、有力なのが気泡がなんちゃらっていう説で、 実際はよくわからないっていうのをネットなんかでよく見ます。
たぶん、本当によくわかっていないんでしょう。
先生はなんでも答えてやるといった手前引けなくなったのかわからないのに、わかっているふりをして嘘を教えてしまった。
大人として自分なりに考えた結果が関節のところで何かと何ががぶつかる音だと結論づけたのでしょうか。
非常に良くない。子どもたちの好奇心を煽って疑問を持たせ、それを解決してやるっていう教育は良いと思います。しかしながら、そこで嘘を教えてしまうのはまずい。
ヘタすれば一生勘違いしてしまう。
小学生にとって、先生がほとんど全てで、全知全能かのような存在となります。
そんな絶対的に信頼を向けられた先生がこんなことでは、ほんとうに良くない。
情報に疑ってかかるのを学ぶのは中学生からでいい。
① 先生(大人)にもわからないことがあることをはっきり言いましょう。
下手したら専門家にとっても未知の世界である可能性もありますからね。
② どうすれば、知りたい情報にありつけるか教えてあげましょう。
情報化社会ですから、今の時代、このあたりはしっかりと教育されていることでしょう。なんなら、先生(大人)も知らないんだからそれに興味を持って一緒に探してあげてもいいんじゃないでしょうか。
僕からは以上です。